たまには、社会の事件に関係のある記事を書いてみたいと思います。
今、様々な問題で世間を騒がせている三菱自動車の2006年までの再建計画が発表され、その中に「岡崎工場(愛知県岡崎市)の閉鎖」が盛り込まれている、ということです。
この会社がここ数年してきた悪事は置いておくとして、このニュースを聞いて真っ先に浮かんだのが野球部の存在でした。
おそらく、野球部の選手達は工場で働いているのでしょうし、「研究開発部門は残る」といっても工場がなくなってしまえば働き場がなくなり、廃部に追い込まれるのでしょう。
私は昨年の8月31日、第74回都市対抗野球大会の準々決勝を見に行きました。第3試合で岡崎市が東京都(NTT東日本)と対戦し、勝利を収めた試合も観戦しました。地の利もあってか大勢が組織的な応援を繰り広げていたNTT東日本に対し、三菱自動車岡崎は応援団もまばらで、そんな状況を見て判官びいきな性格の私は(NTT東日本という企業が大嫌いということもありますが)岡崎市を応援したものです。
思い出話はこれ位にして、このニュースから一番強く感じたのは、「企業の不祥事や弱体化で犠牲になるのはいつも末端の人(ちょっと失礼な表現かもしれませんが)」ということです。
不景気で、ここ数年企業の野球部の廃部や休部が相次ぎました。都市対抗で優勝したチームがその年限りで休部になるという自体が2年連続して続く(2002年のいすゞ自動車、2001年の河合楽器)など、目を覆いたくなるような信じられない事態が起こっています。
選手をはじめとするスタッフの人々には、会社の業績悪化や不祥事に関して何の責任もないはずです。しかし、何かあったときに不利益を被るのはこの人達です。
わかりきっていることではあるのですが、「企業が傾いたときに泣きを見るのはいつも、経営のトップではなく立場の弱い末端の社員なのだ」ということを改めて感じました。