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2004年06月01日 23:57に投稿されたエントリーのページです。

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再就職しました

突然ですが、この6月から就職しました。

30歳を目前にして、それまで5年間働き続けた大学病院を離れ早4年と少々。ブランクはあったものの、海外で開発されたソフトウェアの国内総代理店→翻訳会社ときて、何の因果か今度は印刷会社。といっても仕事内容は印刷機械を前にしたいわゆる印刷業務そのものではなく、取扱説明書の編集業務です。

まさに急転直下の展開で、このようなことになるとは全く想像していませんでした。それと同時に、前日まで印刷会社で働くことそのものに抵抗がありました。前の会社を5月28日(金)で退職後、週末プラス1日しかない休みの間中、いやその前からずっとナーバスになっていました。

「(本当はライターの仕事をしたくて転職活動を続けてきたのに)なんで編集の職に就かなければならないんだ?」
「(30歳過ぎてから働いてきた職場は徒歩でも通えるようなところだったのに)電車通勤なんて… できれば自転車で通えるようなところがいいのに」
「正社員か… そんなつもりはなかったのに(今年1年はスキルを伸ばすことを優先して考えており、正社員よりはむしろ契約社員や派遣社員として雇用され、来年に正社員での就職を目指して勝負するつもりでいた)」
「某巨大掲示板群での会社の評判が今一つだし、本当に入社して大丈夫なのか?」
「なんか自分は買いかぶられていないか? 会社は私を本当に正社員で雇っちゃって大丈夫なのか?」
「前の翻訳会社でも期待されていたのに結局は半年で去ることになったし、今回も同じようなことにならないか?」
「印刷会社というのがどうもな… マニュアル制作会社か翻訳会社の方が世間から見たイメージも良さそうだし」
「給料安いよ… 新卒で大学に就職したとき(9年前)と殆ど変わらないじゃん…」

とまあ、とにかくいろいろなことをずーっと思い悩んでいました。今挙げた悩みの中には、端から見れば「なに贅沢言ってるんだ?」と言われそうな(でも当人は至って真剣に悩んでいる)ことも含まれているかも知れません。

ライターを目指して転職活動をした結果、おかげさまで転職サイト経由で4つほどアプローチ(スカウト)を頂くことができました(実際にはもっと貰っているのですが、自分の希望に合わないものや不特定多数宛に出されたと思われるものを除けばこの数になります)。アプローチを出す企業は、必ずしも本気で私に興味があるのではなく、「まあこの職務経歴なら一度会ってみようかな」くらいの軽い(すごく熱心という訳ではない)気持ちでいるということはあり得ます。とはいえ、やはりどんな形であれ、そのようなご連絡をいただけるということは大なり小なり喜ばしいことでした。

最終的な転職活動の戦果は、負けを数えなければ2勝2引き分け。「引き分け」というのは選考の途中で辞退したことを意味します。いずれも勤務地が横浜で、朝が弱い私には通勤だけでも大変だろう(その他の理由もありますが)ということでやむを得ない決断だと思います。2勝のうち最初に内定をいただいた会社は契約社員としての採用で、しかも「しょうがないからとりあえず採用してやる」という感じでした。アプローチをしたのは先方からなのですが、社長との面接があまりに理不尽なもので(こちらが不愉快になってしまうようなことを言われた)、採用通知が来ても浮かない気持ちでした。そんなところ今回入社した会社から良い評価をいただき、少々抵抗はありましたがお世話になることを決めました。

最終的な決断には、前の会社の社長からの強い働きかけがありました。「ここの会社から採用通知を頂いたんですが…」と話すと「決まり。この時期にあの会社に入れるのならぜひ入社しなさい」と言われました。社長も取締役もその会社のことをご存知で、また或るライターの方にも相談したところ「あの会社は知名度が高い」と言われました。業界のことに疎いのですが、世間的にはそういう会社なんだそうです(自分としてはピンと来ないのですが)。

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私は4年前、大学病院を去る決心を固め退職の意思を当時の上司に伝えたところ、こんなことを言われて慰留されました。「この病院を出て行った者は、また病院で働くことになるか、落ちぶれていくかのどちらかだ。他の世界に行ったって君は絶対成功するはずがない」と。慰留にしては掟破りとでもいいましょうか、本人の勇気を挫くことで辞意を翻そうとするある意味酷いものだったと思います。私はそのときから、家庭の事情により再就職のことなど考える余裕がなかった頃を除けば、常にこの言葉を胸に秘めていました。「いつか見返してやる!」という気持ちでした。幼い頃から決して負けず嫌いとは言えなかった私の性格を考えれば、このようなことは本当に珍しいです。

このままここの会社でずっと働くことになるのか、また違う展開になるのか(ライターを目指すか)はまだわかりません。ただ、とりあえず世間的に恰好がつくというか、一応はあの上司を見返すようなことにはなったと思います。

前の会社の方々は、「頑張れ」と言ってくださいました。どこまで頑張れるかはわかりません。ただ、今言えることとしては、「頑張る」などといった力の入ったことではなく、「とりあえずやるだけのことはやってみる」ということです。とりあえず今はそんな気持ちです。