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2004年12月09日 00:39に投稿されたエントリーのページです。

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バス運転手の労働環境の実態

京王電鉄訴訟 出向拒否のバス運転手らと和解−−東京高裁(毎日新聞)

数ヵ月前から、某巨大掲示板群のバス・バス路線板に出入りしている。

私の日頃の行動半径内を走る各バス事業者のスレッドを覗いてみると、いろいろ業界の裏事情が見えてくる。「勉強になる」という言い方もできるが、少々暗澹な気持ちにもなってくる。「自分が普段乗っているバスの乗務員はこんなに悲惨な環境で働いているのか」、「こんな労働環境で事故でも起こされたら、不利益を被るのは我々乗客の方ではないか」など、いろいろなことを思う。

電鉄会社のバス部門がなぜ分社化されるのか、しばらく前から疑問になっていた。首都圏の大手私鉄においても、ざっとまとめると次のように分社化されている。
 京王電鉄→京王電鉄バス・京王バス東・京王バス中央・京王バス南・京王バス小金井
 小田急電鉄→小田急シティバス
 東武鉄道→東武バスセントラル・東武バスウエスト・東武バスイースト
 東京急行電鉄→東急バス・東急トランセ

このバス・バス路線板に出入りするようになって、その理由が「今より労働条件の悪い新会社を作って、職員をそこに転籍させればよい」ってことなんだとわかった。今回取り上げた記事にもまさにこのことが載っている。

もし電鉄会社のバス部門のままだったら、労働条件を改悪することは難しい。だったら労働女権の悪い新しい会社を作ってそこに異動させてしまえば問題は小さくなる。そういうカラクリがあるとは…

ところで、朝日新聞の記事にこんなものがあるが、この記事を書いた人はおそらくバス会社や業務の表面的な部分しか知らないのだろう。「運転士の意識が変わり、自ら進んでアナウンスをするようになっている」とは限らない。実際には「社内の規定で無理矢理喋らされている」ということもある。

喋るくらいなら運転に集中してほしいと私は思うのだが、そこまで思わずに「あら、いろいろアナウンスが増えて親切になったわね」とだけ感じる乗客も大勢いるようだ。「接客が良くなる」=「饒舌になる」ということではないのに。

過酷なダイヤにマイクパフォーマンスの強制で心身共に疲労が蓄積した結果、事故を起こされては困る。この問題、乗客としては他人事ではない。運転士が無理した結果が跳ね返ってくるのは我々の方なんだから。

最後に、この記事にある京王バスだが、最近車内でも車外でも求人広告が目立つ。「運転士大募集!」「賞与年3回!」などの一見魅力的な勤務条件が書かれているが……。路線や乗客が急激に増えているわけでもないのにこれだけ大々的に宣伝するとは……? 理由は、想像がつきますよね。