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2005年01月04日 14:50に投稿されたエントリーのページです。

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世田谷区立図書館からのコメント

昨年12月8日の記事で指摘した、ドラマ『相棒』(テレビ朝日)の1シーンでの問題について、世田谷区立図書館から公式のコメントが出てました。

世田谷区立図書館の公式サイトに掲載されていたのが、なぜか今は削除されています。Googleのキャッシュにはまだ残っていたので、全文を転載しておきます(改行位置も含め原文ママ)。

12月22日

12月8日放送のテレビ朝日のドラマ「相棒」に、「世田谷区立南図書
館」の職員がコンピューターを操作して、図書館利用者の個人情報を刑
事に見せる場面がありました。世田谷区立図書館では、「世田谷区個
人情報保護条例」により、利用者個人のプライバシーを第三者に漏らす
ことは絶対にありません。たとえ犯罪の捜査であっても、法令による正
規な手続きを経ずして、提示することはありません。また、図書館情報
システムにおきましても、返却後の貸出履歴は残さない方法をとってお
ります。したがって、ドラマの内容は図書館では実際にあり得ないことで
あり、事実とは全く異なるものです。世田谷区立図書館は、個人情報
の保護に万全の注意を払い、今後も皆様に安心して利用していただけ
るよう努めてまいります。

「なんで削除されたんだろう?」と思ったら、テレビ朝日から謝罪のコメントがあったんですな。この中に、

肝心の捜査令状を見せる部分を映像で表現しなかったため、
司書が自らすすんで貸出情報を開示しているように見えるとの
指摘を日本図書館協会ほか図書館関係者の方から受けました。

とあるけど、これは私が以前指摘したとおり。

架空の自治体の図書館だったら問題にならなかっただろうに、よりによって「世田谷区」という実在の自治体の図書館だったから、当の世田谷区としてみればいい迷惑です。これはもう立派な世田谷区への名誉棄損。裁判起こしてもいいんじゃないかと思えるくらい。

各自治体の住民基本台帳ネットワークへの参加問題とか、個人情報漏洩とか、個人情報の保護に関してやかましく言われている昨今、作劇上の都合というだけで「捜査令状を提示する」という大事な場面をカットして放送した番組関係者の浅はかさ、無責任さが際立ちます。「『図書館法』および日本図書館協会の『図書館の自由に関する宣言』を読」んだからといって大事なシーンをカットしたんじゃ、事前に何もしなかったのと同じなんだよ、わかる? 一般の利用者に誤った認識を植え付けるようなこんな番組を放送したテレビ朝日と、脚本を書いた砂本量氏の責任は重いです。ホント、シャレじゃ済まないよアンタら。

それにしてもテレ朝がコメントを出したのが12月15日、世田谷区立図書館からのコメントが22日。テレ朝の謝罪があった後に公式見解を出したのは遅いような気もする。あと、あと別に削除しなくてもよかったんじゃないかな〜。どちらも不思議です。

ちなみに、「世田谷区立図書館」として使われた建物は、こちらによれば茨城県立図書館なんだそーです。