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2005年08月21日 23:27に投稿されたエントリーのページです。

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中高年向けケータイのユーザーインターフェース

NTT DoCoMo がPHS事業から将来的に撤退するということで、「ドコモ携帯電話ご購入割引クーポン券」が以前ドコモから送られてきていた。その有効期限が9月30日に迫っているので、急ぎその活用法を探ることになった。

今、PHS(パルディオ641S)はモバイルコンピューティングでのデータ通信用や外出時の携帯電話としては使われることなく、我が家で子機代わりに使われている。それが使えなくなるのなら、いっそのこと家族用の携帯電話としてしまえばいいのではないか、と思った。

ドコモには「FOMAらくらくホン」という中高年向けの端末がある。それなら、件のクーポン券をこれの購入に充てればいいのではないか? という考えが浮かんだ。
そこで、実際にその端末を使うことになる母親を新宿ヨドバシカメラまで連れていき、FOMAらくらくホンと他社の中高年向け携帯端末とを比較させることにした。

私が考えていた「中高年向け携帯端末」の条件は、
・ワンタッチボタン(通常、液晶画面の下に3つ並んでいる。そのボタンを押しただけで特定の相手に電話をかけられる)付き
・文字が大きく見やすい
の2つなのだが、これにあてはまるものとして次の端末をリストアップした。
・FOMAらくらくホン(NTT DoCoMo)
DOLCE(NTT DoCoMo)
簡単ケータイ W32K(au)
AP-K202S(WILLCOM)
FOMAらくらくホンについては、この18日に後継機種の「FOMAらくらくホンII」が登場したので、これも選択肢に加えることにした。

私の予想では、FOMAらくらくホンで丸く収まるものと思っていた。ところが母親が結局「これがいい」と言ったのは、簡単ケータイ W32Kだった。
理由を訊いたところ、「ボタン周りの文字の表示がスッキリしていてなおかつ見やすい」のだ、という。FOMAらくらくホンは「ここまでいろいろと文字を載せてくれなくてもいいのに、私は馬鹿じゃないよという感じ」だそうだ。おそらく、親切すぎるというかお節介に感じられるのだろう。

FOMAらくらくホンはMOVAモデルであるF672iからボタン周りのデザインはそう変わっていないようである。言われてみれば、一見文字が大きくて見やすそうに思えるが、「よく見てください」と言わんばかりにこれでもかという位に文字を並べた結果、かなりゴチャゴチャした印象になっている。
一方、W32Kは数字だけが大きく、その左右にひらがなとアルファベットがごく小さく配置されている。

ちなみに、DOLCEはオレンジとブラックはボタン周りが黒地に白字で見づらく、ホワイトとライトブルーは白地ではあっても文字が黒ではなく灰色なので視認性が悪い。黒字だったら選択もまた変わっただろう。
AP-K202Sは数字キーがそもそも小さいので文字も必然的に小さくなる。そこでパス。

一応FOMAらくらくホンは、ドコモのWebページによれば「情報通信アクセス協議会が制定したアクセシビリティ考慮商品」だそうであるが、だからといって本当にすべてのユーザーにとってアクセシビリティの優れた製品になるとは限らない、ということだ。

必要な情報を何でもかんでも盛り込むより、情報の重要性に順位をつけて、どれを優先的に表現するかをよく考えないと、見栄えやデザイン感覚の点で劣った製品になること。
ユーザーインターフェースを考えるうえで「美しさ」「見た目の快適さ」を無視してはいけないこと。
健常者が考える「ハンディキャッパーにとって使いやすい」というものと、実際にハンディキャッパーにとって使いやすいものは全然違う、ということ(私の母親は特段視力が悪いわけではないが、機械の扱いにはあまり慣れていないので、ここでいう広義のハンディキャッパーに含めることができるだろう)。

いい勉強になった。


【つぶやき】
FOMAらくらくホンを選んでくれれば、「ドコモ携帯電話ご購入割引クーポン券」が使えて実質無料で端末が入手できたのに、W32Kを買うことになったので税込11,340円払うことになってしまった… しかもCDMA 1X WIN端末だし… 私も正直なところauのWIN端末に移行したいのに気に入った端末がなくて移行できずにいるので、羨ましいような…