パ・リーグの優勝チームが決定した。
私はマリーンズを応援しているので、本当だったら喜ぶべきところかもしれない。しかし、ちっとも嬉しくない。素直に喜べない。
なぜか?
やっぱり、ペナントレースで1位になったチームが最終的にリーグ覇者とならなかった点が引っかかる。1位のホークスと2位のマリーンズとのゲーム差(4.5ゲーム)がどうだったかなんて問題じゃない。135試合戦ってきてトップに立ったチームがなぜ優勝チームじゃないのか。普通に考えてどうも納得がいかない。
このプレーオフでは、第1ステージのマリーンズvs.ライオンズではマリーンズを応援していた。マリーンズが好きでライオンズが好きでないということもあるが、それ以前の問題として「2位のチームが3位のチームに勝つのは当然」という考えがあったからだ。
同じ理由で第2ステージのホークスvs.マリーンズでは、マリーンズ好きであるにもかかわらずホークスに買ってほしいと願っていた。弱かった南海時代から1999年に優勝を遂げるまで応援していたから、抵抗はなかった。ただ、今好きなチームを素直に応援するわけにいかないということで複雑な心境ではあった。
ホークスの第3戦の9回2アウトからの逆転劇、第4戦の執念の勝利には感動すら覚えた。「どんなに追いつめられても諦めなければ奇跡は起きる」という姿には、私自身勇気づけられた。
ところが… 終わってみれば結局は2位マリーンズがペナント制覇。
2位のチームは、順位がしたの3位と戦えば勝つだろう(チーム同士の相性もあるし一概には言えないけど)。その勢いを持って、ずっと待たされていた1位のチームと戦えば、2位といえども1位のチームに勝ってしまうことになる。素人が考えても想像がつく。
「だったら最初から2位狙いで」と、八百長まがいの敗退試合をするところまでいかなくとも捨てゲームを作って、無理に1位にならない戦略を立てるチームだって出てくる可能性もある。そんなの面白くない。「正直者が馬鹿を見る」というか、ある枠の中できちんと結果を出したのにそれが正当に評価されない(報われない)なんて、あっちゃいけない。
31年ぶりの優勝だろうがなんだろうが、やっぱり素直に喜ぶわけにはいかない。このことを喜んでしまったら、去年のライオンズ(同じくペナントレース2位→プレーオフでリーグ制覇決定)の優勝→日本一を正当化してしまうことになる。いわば「インチキ優勝」だ。
もしマリーンズがホークスの立場だったら… 球団関係者もファンもやっぱり悔しくて仕方がないだろう。
だから、どんなチームだろうが(たとえ私が嫌いなイーグルスだろうが)1位は1位としてリーグ覇者にならなければならないのだ。
そもそもプレーオフってなんだろう?
1982年までの2シーズン制の頃は、前期優勝チームと後期優勝チームとのあいだでどちらが年間覇者かを決めるということできちんとした存在意義があった。
それなのに今は… 「ペナントレースとは別に短期決戦を設定すれば盛り上がる、興行的に成功を収めるから」という理由でわざわざ、というか無理にプレーオフを開催しているような気がしてならない。
2シーズン制は、それはそれでパ・リーグの個性として面白かったような気がする。短期間での爆発力が少ない(スロースターターな)チームには不利だが。
というわけで、こんな無理なプレーオフをやるくらいなら2シーズン制を復活してほしいと切に望む。
このプレーオフ制度が来年以降どうなるかはまだわからないが、マリーンズは、来年こそはペナントレース1位になって堂々とリーグ覇者になってほしい。ファンが何の引っかかりもなく心から喜べるようなスッキリした形で王者になってくれよ、ホントに。