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2005年11月08日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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とりあえずほっとする

今日は、入院中の家族にとっては大きなヤマ場ともいうべき1日だった。

入院(病名:不安定狭心症の疑い)から1週間弱、心臓カテーテル検査が行われた。

心臓カテーテル検査は、レントゲン検査や心電図検査と異なりその実施にはリスクが伴う。担当医の話では、0.5%の割合で何らかの問題が生じるという。ただ、もし検査を受けないでいて不安定狭心症から心筋梗塞になってしまった場合、リスク(致死率)が15%になってしまうという。

0.5%であれ15%であれ、リスクであることに変わりはない。15%よりは0.5%のほうがマシだということで、検査を受けることを選択したが、それでもとにかく不安でたまらなかった。
カテーテルを挿入して体内で操作するのは医師。人間がすることだから、操作を誤る可能性もゼロではない。
そう考えると、正直なところ「元気に話ができるのも、もうこれが最後かもしれない」と最悪の状況のことばかり考えていた。手術じゃなくて検査なのに、大袈裟に考えすぎかもしれないが…。

最終的に、検査を受ける決断を下すにあたっては、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という諺に基づいた。ある程度のリスクを負わなければ必要なものは得られない、ということである。

14時、病室から検査室へ。所要時間2時間ほどで、無事病室に戻ってきた。
病室で待っている間は、不安と、空腹感と、眠気とが交錯し、結局は少し居眠りをした。
「大丈夫?」と声をかけると、ちゃんと頷いた。看護師とも普通に言葉を交わしていた。胸をなで下ろす。

医師から私に説明があった。「心臓から出ている血管のうち1本が塞がっていた(=胸痛の原因)ので、ステントというコイルを血管に入れた」とのこと。
本人と話をすると、カテーテルを体内に挿入したのは右足の付け根から。局部麻酔なので、医師がカテーテルを操作しながら「あっ、ここの血管が詰まってますね」といった話をしながら検査を受けたという。

とりあえず、バイパス手術という最悪の事態はこれで免れたはずだ。

少なくとも、退院しない限り、気を緩めるには早すぎる。それでも、少しではあるがほっとすることができた。あくまで、「とりあえず」ではあるが。