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2005年12月08日 23:47に投稿されたエントリーのページです。

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日仏学院にしばしの別れを告げる ──2005年夏学期・秋学期総括

去年のちょうど今頃、10年ぶりの受講に武者震いが止まらなかった東京日仏学院での仏語学習。
今日は、私にとって今年最後の授業となった。

そういえば、私が夏(前学期)・秋(今学期)と受講したクラスを書き残していなかったので、今さらながら書き残しておこう。

 夏:基礎強化会話 M. RIVEAU
 秋:語彙と書取 M. LETT

今後受講される方のために、授業内容についての簡単なメモも残しておこう。

基礎強化会話(M. RIVEAU):
毎回、映像(ニュースやドキュメントなど)を無音で再生して大まかな内容を把握→音声付きで再生して聞き取りや内容理解、その後もし時間があれば生徒同士(グループ)での発表。
毎回、教材としてプリントが配られる。Monsieur自作のもので、ご丁寧に授業の日付・授業名・作成者(=Monsieurの名前)などもきちんと載っている(のであとで整理するときに便利)。マメな人なんだなぁ。
受講当初は受講生が30人くらいいて、私が申し込んだときは「あと1人で〆切」というところだった。ところが、授業終了時には8月後半で夏休みをとった人も多いせいか、半分くらいに減っていた(!)。そりゃねーだろう…。ちなみに大勢集まった生徒の多くは熱心なMonsieurの信者というかシンパらしき、20代から30代の女性。私のような男性は殆どおらず。
Monsieurはとにかく陽気で、日本語も生半可に喋れるせいで授業の合間にところどころ日本語が飛び出す。ココリコ ミラクルタイプ(フジテレビ)でココリコ田中直樹演じるキャラクター「ポールさん」を思い起こさせるようなキャラ、と言えばわかってもらえるだろうか。私としては、仏語を日本語で理解する(習う)ことをよしとしないため、最初は抵抗があったが、徐々に「まあたまに日本語が飛び出すくらいならいいじゃないか」と寛容になっていった。

語彙と書取(M. LETT)
テキストは、Vocabulaire progressif du français avec 300 exercices : Niveau avancé。全28課を1年(?)かけて終えるようだ。2005年秋学期では22課から25課が取りあげられた。このテキスト、テーマ別に語彙がまとめられていているのだが、練習問題も載っているので自分で問題を解いたあと解答集(Vocabulaire progressif du français Niveau avancé : Tests d'évaluation)で答えを確認することも可能。というわけでテキストと解答集だけでも或る程度自習はできる。
ではこの授業の存在意義は何か? と言われれば、月1回実施される書取テストと、語彙同士の関係性や関連語、単語の構造をMonsieurが説明してくれることだろう。Monsieurは単語を単に口頭で説明するだけでなく、ホワイトボードに絵を描いてくれる。この絵がなかなか巧く、理解を助けてくれた。
欠点は、なんといっても平日午前中にしか授業が設定されていないこと。私はたまたま転職の時期と重なったので3ヵ月間通しで受講することができたけど、普通の社会人にはまず受講はムリ(そりゃ10時から12時なんて働いてるのが普通ですもんね)。そんなわけで受講生は主婦とリタイアされた方。学生やフリーランスの人もいたかもしれない(あまり親しくならなかったのでよくわからない)。特に、リタイアされた既に70歳は優に超えたであろう方々の向学心には敬意を表したいところだ。
今後受講されようとする方は、とにかくご自分の都合のよい時期に受講を開始すればいい。1つのテキストを1年(?)かけて堂々巡りしているだけなので、いつ受講し始めても構わない。普通のテキストのように「1課から受講しなければならない」という性格のものではないのでご安心を。
なお、この授業、私が想定していたレベルよりは高かったような気がした。実はこの「Vocabulaire progressif du français」シリーズには初級・中級・上級と3つあり、この授業で使われていたのは「Niveau avancé」つまり上級編。もう少し低いレベルの単語をテーマ別に整理しようとこの授業を選択したつもりが、結局はもっと高度な単語を新たに習得することになった。授業そのものにはついていけたのでよかったんだけど。それこそ中級以下なんてテキストの自習で済ませるべきなのかもしれない。


さて、来学期すなわち2006年冬学期については、今のクラスでの継続受講はおろか日仏学院での仏語学習自体を回避することにした。というのも、転職活動の関係上仏語だけでなく英語の学習もしなければならない状況となり、仏語は現在週3回通っているアテネ・フランセだけで手一杯になってしまったからである。とても寂しい限りだが、こればかりは仕方がない。1週間が8日とか9日あれば(そして腐るほどお金があるなら)日仏学院にも通い続けるのだが、そうは問屋が卸さない。

ということで、日仏学院とはしばしのお別れだ。たとえアテネだけに通うことになっても、私の仏語学習の原点はあくまで日仏だ。日仏は単なる語学学校ではなく文化センターだから、これからもときどき訪れる機会はあるはず。また近い将来受講するときが来るまで、"Au revoir" を告げることにしたい(決して "Adieu" じゃない!)。

単なるヒマつぶしや、学校に通うことそのものが目的化してしまうようなことなどないように、上級者を目指してできる範囲内でやれることをいろいろとやっていきたい。また、上級者になったとしても、高度な語学力・知識を格下の者に見せつけることでしか自分自身のアイデンティティを保つことができない愚か者(実世界でもバーチャルな世界でもたまに見かける)にならないよう、謙虚さは常に忘れずにいたい。