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2005年12月04日 23:29に投稿されたエントリーのページです。

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即日内定に悩む─転職活動をする(1)

事後報告になってしまうが、転職活動を初めてそろそろ1ヵ月が経つ。
一応このWeblogにも記録を書き留めておこうかと思う。

活動のスタートにあたりまず考えたのは、「時間を自分で自由に組み立てられる仕事」だった。

そこでまず頭に浮かんだのが、パソコンの出張サポート。この仕事、以前にもやってみることを考えたことがあった。

転職サイトの一つFind Job! を見てみると、結構この仕事の求人が載っている。よし、やってみようか…。
ところが、某巨大掲示板群でいろいろと情報収集してみると、「仕事がない」というのが実情らしい。会社にサポート要因として登録してみたはいいものの、仕事があまりあてがわれなかったり、中には横河キューアンドエーのように高い金を払って講習を受けさせるところもあったりで、「これはちょっとやめておいたほうが良さそうだな」ということに。ある仕事を得るために求職者負担で講習を受けてはみたものの、結局は仕事が来ないっていうのは困るし。これ以上詳しいことを書くのは避けておくので、興味のある読者の方は某巨大掲示板群の転職板あたりで情報収集を。

次に、同じくFind Job! で仕事を探してみる。その中でちょっと気になったのが、「都市計画コンサルタントのアシスタント」という仕事。数社がアルバイトの求人広告を出している(ためしに、キーワード「まちづくり」で求人案件を検索してみるといくつかヒットするはず)。
実際の仕事はというと、都市計画コンサルタントが官公庁からの依頼により行う調査の報告書の作成、もっと具体的に言えばWordやExcel、Illustratorなどのソフトを使ってドキュメントを作成するお仕事だ。Illustratorを使うといってもベジェ曲線で複雑なイラストを描くというわけではない。
とりあえず私は3つとも操作できるのと、またそもそも都市計画やまちづくりに関心があったので(註:私は東京という街を地理・歴史的観点から後世に伝えていく仕事を志している)、1社に応募してみた。応募可能なギリギリの年齢だった。

いざ面接。全く知らない世界だし、緊張もしていたが、「単なるドキュメント作成屋」ではなく「都市計画にも関心のある応募者」ということのせいか、比較的和やかな雰囲気で進む。「今後東京の地理・歴史研究を本格的にしていきたい」という私の夢まで話した。
面接が終了し、帰ろうとしたところ「ちょっと5分ほどお待ちいただけますか」と言われる。何だろう? と思いしばし待っていると、「採用したいと思うのですが」との一言。エーッ?! 即日内定?
とりあえず「他に面接している会社があるので、しばらく決断までに日にちを頂きたいのですが」と返答。そりゃいくらなんでもいきなり採用が決まるなんて思ってもみないこと。私自身もともと慎重な性格なこともあって、その日のうちの受諾はやめておいたほうがいいと判断。

「色よい返事をお待ちしております」とも言われた。私に是非とも来てほしいらしい。うーん、困った。私は本気で悩んだ。

「他に面接している会社がある」というのは実はホントの話で、並行して同じくFind! Job経由でMac専門のヘルプデスク職(派遣社員)に応募していた。こちらは、ヘルプデスク職未経験ということもあり後日あえなく不採用の連絡がきた…。まあ無理もない。

そもそも「まちづくりコンサルタント」の仕事ってどんなもんなんだろう? 私はこの観点からこの仕事を受けるべきか否か考えることにした。
そもそもこの仕事に就くには、社団法人日本技術士会認定の技術士または技術士補の資格が要る。数あるジャンルの中からまちづくりコンサルタントの場合は「建設」ジャンルの技術士資格が必要。文系出身でもなれないことはないが、基本的には理系、それも大学の建築学科などで建築とか土木とかを修めた人がなるのが普通。というわけで今から技術士資格取得を目指そうにも、30代も半ばで今さら大学に入り直すなんて現実的な話ではない。
建設コンサルタント会社は今回のようにアルバイトを募集することがあるが、仮にアルバイトとして会社に入ったところでいつか正社員に登用されるなんてこともまずあり得ない。いつまで経ってもPCを使った資料作成係で終わり。私は30歳を過ぎてからアルバイトとして数社を渡り歩くことでPC関連のスキルや実務経験を重ねてきた。いずれの会社でも、頑張るかめざましい実績を挙げたり、あるいは会社に金銭的余裕がある場合は社員になるチャンスがあった(実際は、正社員登用を断った会社もあったし、私の力不足で正社員として雇ってくれなかった会社もあった)。しかし、建設コンサルタント会社の場合はそうはいかない。

後日、いろいろと迷いながら或る人材紹介会社へ足を運び、そこの転職コンサルタントに言われたことには「これ以上アルバイト経験をしないほうがいい。職歴に傷が付く」と。正社員か契約社員に今なっておかないと今後なるチャンスがなくなるし、アルバイトや派遣社員では職歴としてカウントされないということまで言われた。

もちろん、例えば役者を目指すとか作家になりたいとかで30代後半でもアルバイトとして働く人はいるだろう。とはいえ、どうせなるならやっぱり正社員か契約社員になっておいたほうがまだいい。「時間の自由が利く、残業が少ない」という理由でアルバイトを目指すなら、(なかなか難しいかもしれないが)残業が少なめの正社員か契約社員になったほうが、給与の額が高い。

ということで、結局勇気を出して今回の内定を辞退することにした。熟考すること2週間。先方はこちらからの返答が遅くなることを承知してくださったが、さんざん待たせた挙げ句断ることになってしまい、本当に申し訳ないと思う。内定辞退の電話をするときは心苦しい気持ちでいっぱいだった。

「地理・歴史研究に多少なりとも関連する」という理由で最初選んだまちづくりコンサルタントのアシスタント職を断ることになったわけだが、こんなことで地理・歴史研究を諦めたわけではない。最終的にどんな会社でどんな雇用形態で働くことになろうと、自分の夢は断念しない。この件に関しては絶対に譲らない。

人材紹介会社の話をしたが、実はこの後基本的に人材紹介会社を活用した転職活動を進めていくことになる。詳しくはまた別エントリーで。