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2006年04月03日 21:57に投稿されたエントリーのページです。

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脱35歳にリーチがかかる─転職活動をする(10)

4月である。
今月末で、前の会社を辞めてからとうとう半年が経過してしまう。その間、派遣社員として短期間働くということはあったが、転職活動の期間としては長い。相変わらずしんどい状況が続いている。

そのうえ、来週早々には一般に転職活動において年齢制限とされている「35歳」を超えてしまう。まあ35歳11ヵ月も36歳0ヵ月も大差ないだろうし、年齢制限が35歳の求人であっても応募が全くできないということはないだろうが、それでも一応形式上は応募できる求人が一気に減るはずである。

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ここ1〜2週間の状況を簡単に記しておこう。

まず、2週間前に受けた会社は一次選考を突破できなかった。
履歴書と職務経歴書が返送されてきたが、これらに同封されていた詫び状に「面談をしておりますと、大変すばらしい方のようにお見受けしました」とあった。社交辞令のニュアンスもあるのだろうが、それでも「だったら採用してくれよ」とつい言いたくなる。

続いて、先週火曜日(3月28日)に、某転職サイトの求人広告ライターの面接を受けたところ、採用となった。といっても雇用形態が業務委託なので、案件が発生し次第の就業となるのだが。
しばらく前にサイトの運営者側から打診があり、この日の面接に出かけた次第。そのため面接は終始和やかなムードで進み、
なんでも、求人案件の増加にともないライターが不足しているのだが、ピッタリの経歴を持つ人が転職市場におらず、次善の策として比較的カタめの内容のライティング経験者に声をかけることにしたらしい。テクニカルライティングの経験があったこと、IT系などで様々な職務経験を持っていることが決め手になったようだ。転職歴の多さも、こんなところでは逆にプラスの要素として働くのだから、世の中わからない。

そしてその翌々日(3月30日木曜日)、或る会社の面接へ。
業種・職種についての説明はここでは省くが、以前話のあった「医療機関のヘルプデスク」と同様、私の医療事務経験にスポットが当てられた結果、先方からの打診があってこの日の面接に出かけた次第。
私としては、今のところ本命だ。なんというか、ミッションとパッションを持って働ける、「こういう仕事ができるなら細かい条件(労働時間とか給料とか)なんてどうでもいい」と思えるような仕事だ。結果がとても気になる。

さらにその翌々日(4月1日土曜日)は、人材紹介会社の面談へ。
広告・マスコミ業界などいわゆる「ギョーカイ」に強い会社のようで、私のライティング経験に目を付けて声をかけてくださったようだが、私自身そういった業界への転職を考えていなかったこともあり、正直なところあまり期待はしていなかった。
で、面談をしたところやはり「紹介できる求人案件は少なくなると思う」とのこと。やっぱりなー。ただ、担当のキャリアコンサルタント(自ら「若輩者」と名乗る女性)は求人や採用などの状況をきちんと説明してくれたので、たとえ求人案件が少なくてもためになる話が聞けたという点で決して無駄な時間ではなかったと思う。

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さて、上記のような面接に出かけるというのは、それはそれで事前準備が必要だし、応募書類もきちんと作成しなければならないという点で、プレッシャー(精神的負担)が大きい。
でも、本当に辛いのは、何もせずに、というかできずに転職のことばかりを考えているような日々の時間だ。

某巨大掲示板群の転職板を覗いていると、いろいろな人達のいろいろな事例、経験を見聞きする。

失業者が語る、前の職場での理不尽かつ過酷な労働状況。いつになってもどこの企業からも内定通知が貰えない結果無職歴が長くなっていく人や、年齢や学歴、職歴などで応募できる企業がない人の嘆き。転職サイトでの魅力的な求人案件の少なさ。今後を悲観して死を考える内容のつぶやき。

こういう書き込みを目にすると私は、単に「気の毒だ」と同情するに留まらず、「もしかしたら自分も同じような苦しい状況に陥るのかもしれない、というか今そういう状況にいるのかもしれない」と感情移入し過ぎてしまい、つい前途を悲観してしまいがちである。

でも、本当のところ、自分にとって、自分だけにとっての状況はどのようなものなのか?

よくよく考えてみれば、年齢・性別・学歴・職歴・性格・個性・セールスポイントなど、本当は皆一人一人違うのだ。
だから、或る人にとっての状況が、自分にもあてはまるとは限らない。

私も御多分に漏れず、これという求人案件で内定通知を得ることが長い間できず、苦しんでいる身である。ただそれでも、「他の人ではダメで、私のような人でないと」という求人案件が、数は非常に少ないにせよ存在するのも事実である。先述の「医療機関でのヘルプデスク」「求人広告ライター」などがこれにあたる。

例えば、或る職務経験Aと或る職務経験Bの両方を持っている人を、或る企業が欲しいとする。ところが、そんな人は転職企業にはなかなか転がっていない。そこで、その企業としては応募条件を引き下げる(例えば、AとBのどちらかしか経験がなくても応募可とする)ことで妥協するしかなくなる。こういうことは、実は意外と多い(各求人企業がどこまで妥協できるかが、我々求職者にとっては内定通知を貰えるかどうかにおいてカギなのだが)。

マスコミの報道によると、景気は徐々に回復してきて、失業率が若干下がったんだか有効求人倍率が若干上がったんだかしているらしい。
ただ、そういう報道の内容にしたって、実際はどうかといえば、新卒の求人が増えているだけで中途の求人が増えているわけではないらしい。そうなると、私には関係ない話だ。

家の中にこもってPCの前に座っていると、つい、他の人の話を見聞きしたとたん「明日は我が身」「もしかしたら自分も同じ目に遭うかもしれない」という感情が沸き上がって、前途を悲観してしまうことがある。
でも、実際にその人と同じような状況に自分が陥るまで、自分には関係ないこと。自分の身に起きていることではない。そういう状況に自分も陥ったときになって、初めて苦しめばいいのだ。
たとえ「もうだめだ」といったような書き込みを見つけたからといって、それが自分についてもあてはまるものだと簡単に思ってしまわないこと。他人と自分との状況を厳しく峻別すること。感情に流されず理性を働かせて、この作業をしっかりしなければならない。

良い意味で「所詮は他人事」と考えてさらっと流してしまうのが、正しい対処法、気の持ちようなのではないか。そんなふうに私は思う。