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2006年04月13日 23:23に投稿されたエントリーのページです。

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フリーライターの気分を味わう─転職活動をする(11)

1週間前に、とある人材紹介会社から紹介された求人案件用に履歴書と職務経歴書を書き直し、その人材紹介会社に提出した。
それが終わると、ひとまず何の予定も入っていない。つまり、「絶対今しなければならない」ということは何もなく、極論すれば、することがない。

そんなこともあって、8日(土)から10日(月)にかけては、転職活動のことを一切忘れるように努めた。
各種の転職サイトに載った新しい求人情報のチェックもお休み。某巨大掲示板群の転職板を覗くのも一切ヤメ。
おかげで、精神的にすっかりリフレッシュできた。

もう1日、11日(火)も転職活動を休もうと思ったが、それはやめておいた。
正直なところ休みたかったが、このままいくと「引きこもり」「ニート」になってしまいそうだったんで。
それと、8日から10日までを休みの期間にあてたというのは、意味がある。「(転職活動で年齢制限とされることが多い)35歳最後の日、36歳最初の日、その翌日」というものだ。そんなときに転職のことなんぞ考えていたら、憂鬱になってしまう。

さて、一昨日の11日(火)から活動を再開しても、これということは何も起きなかった。
毎週火曜と金曜に新しい求人情報が載るサイト([en]社会人の転職情報毎日キャリアナビ)を覗いても、めぼしい新着求人はなし。

あーヒマでヒマでしょうがないなぁ、と思っているうちに2日が経ち… とそこへ、事態が急激に変わることとなった。

まず、昨年12月に私を書類選考で落とした或る企業が、私に対して面接を依頼してきた。来週火・水・木の中から都合の良い日程を知らせてほしい、というのである。

以前書類選考落ちとなった理由は、「30歳を過ぎてからの転職歴が多い」というものだった。とはいっても、私に言わせてもらえばそれは短期間で多方面のスキルを身につけるためのやむを得ないジョブホッピングだった。1社あたりの在籍期間が短かったとはいえ、マニュアル制作やソフトウェアのローカライズに関係する会社や職務内容という意味では一貫性があるし、勿論私としてもそういうつもりで計画的に会社から会社へと渡り歩いてきた。マニュアル制作という世界に飛び込んだのが30歳を過ぎてからだし、1社に長く居続けてしまってはごく限られたスキルしか身につけることができない。そんなわけで、私にとってはやむを得ない選択だったのだ。

それなのにその会社は、履歴書の表面的な記述だけで「転職歴が多い」と私にレッテルを貼り、不採用とした。面接さえ受けさせなかった。

そんな会社がなぜ今さら? というどこか引っかかる気持ちがあったので、その求人案件を紹介してくださった人材紹介会社の方に疑問をぶつけてみた。返ってきた答えは、「増員」「会社の組織変更や人事異動があり、中途採用担当者も変わった」ということだった。

まあそれならしょうがないか、と過去のことは忘れ、改めて褌を締め直すつもりで今回の件を受けることにした。

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もう1つ、前回のエントリーでもふれた某転職サイトの求人広告ライターの仕事が入ってきた。
厳密に言うと11日(火)の時点で依頼があり、受諾した後は支給された資料(取材対象の会社の資料以外に、執筆のガイドラインやマニュアルなども)にずっと目を通していた。
全くできないということはないだろうが、それでも初めての仕事である。本当に上手くこなせるのかわからない。そう思うと自然と気持ちがナーバスになっていき、今日までそれが続いていた。

そんなところへ、さらに追加で仕事の依頼が。取材に赴くのは来週月曜日(17日)の朝一番だ。
うーん、どうしよう。あまりタイトなスケジュールを組んでしまうと、自分の転職活動と両立できなくなってしまう。まだ初めての仕事をこなしておらず、どの位のペースで仕事を進められるか自分でもよくわかっていないのに、2回目の仕事を受けてしまってよいものかどうか?

結局、引き受けることにした。というのも、取材先の企業が同業他社の中でも比較的特徴があり、求人広告を執筆するにあたっても書きやすそう(書くことがなくて窮してしまうことがなさそう)に思われたからだ。
初回の取材先とは募集職種がほぼ同じだが、規模も違えば社内の体制も違う。つまり「個性」が違うので、切り口というか何を前面に押し出して求人広告を書くかが全く異なってくる。
スケジュールはタイトかもしれないが、その取材先自体なかなか面白そうに感じられる。もともと、世の中の多種多様な企業のありさまや、様々な仕事(職種)に興味を持っており、求人広告の制作という仕事にも強い興味を持って携わることができている私にとっては、面白そうな企業を見つけると取材者として一度訪問してみたくなってしまうのだ。

相次いで2つも取材&執筆を引き受けた自分を第三者的に見てみて、ふと「おっ? 俺ってフリーライターじゃん!」と思った。或る企業の継続的雇用を求めて転職活動をしてはいるが、一時的な姿としてはこれでも立派なフリーライターである。
「フリーライター」と聞くと、何やら週刊誌(それもゴシップとかを追いかけるような雑誌)に記事を提供するような人間を想像する。勿論今の自分はそういう人達とは全く違うジャンルにいるのだが、それでも「フリーで生計を立てることができている」「自らの書いた記事が世間で広く読まれるところのものになる」フリーライターという人達の仲間入りができたような気がして、「これは凄いことだなぁ」と感じる。「俺もいっぱしのライターになったのかなぁ」とヘンな勘違いをしたくなる。

実際に仕事をするのはこれからだし、仕事の過程でいろいろと苦労もあろう。でも、なんだか自分がスゴイ人間になったような気がして、ちょっと嬉しくなったひとときであった。