もう8月も3分の2が過ぎてしまった。
8月になって、「今年も悩ましい(ユウウツな)季節になるんだろうなぁ」と思ったけど、やっぱりそうなってしまった。
今年の夏も、夏らしいことができないまま終わりそうだ。
テレビを見ると、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006」の模様が紹介されている。
あんなだだっ広い、ステージ上の人間の姿が後ろの席だとよく見えないであろうところで、よく盛り上がれるよなぁ。
でも、ある意味うらやましい。観客は、間違いなく「夏の想い出」を作れているんだから。
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子供の頃は、親が3泊4日の旅行に連れていってくれた。他にも、通っていたスイミングスクールの合宿にも参加させてくれた。
大学生のときには、1回だけだったけどゼミ合宿に行ったこともあった。
でも、そういう「強制的に集団でどこか遠くへ行く機会」を設けてもらえないと、自分で何一つ「夏の想い出」を作れない。
高校1年生のときは、アメリカへ映画のロケに出かけた某人気女性アイドルグループがうらやましくて、「どこか旅行に連れてってよ」と親にせがむもあえなく却下。
実は1年生のときの他2年生のときにも部活(スポーツ)の合宿があったが、ハッキリ言って苦痛だった。同じ学年の部員との濃密すぎる人間関係がイヤだったからだ(だったらなぜ退部しないのか? という話はさておいて)。
大学生のときは、前述のゼミ合宿以外には遠くへ出かける機会はなかったように思う。
行動力のある人なら一人旅でもするだろうし、そうじゃなくても友達同士で旅行に行っただろう。
でも、私には行動力もないし、旅を一緒にするほど親しい友達もいなかった(それは今でも変わらない)。
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社会人になると、休みを取るのがヘタで、うまいこと何日か連続して休むことができない。「日頃頑張って働いているんだから、夏ぐらいまとまった休みを取りなさい」なんて言ってくれる上司はいない。
地方出身者は優先的にお盆の時期に休みをもらっていたけど。
そうそう、お盆といえば、私はその時期に帰るような里もない。子供の頃「一人で新幹線に乗って親戚の家に泊まりがけで遊びに行く」なんてことをした人がいるかもしれないが、私の場合そんなこともまずない。親の実家は家から40分くらい(東京23区内)。ちなみに、最初の就職先とは目と鼻の先だ。
休みを取ろうとしないでいるうちに、いつの間にか夏が終わってる。「9月になっちゃったけど、せっかくだから遅い夏休みとろうか」と1日か2日連続しない休みを取るのが関の山だった。
30代になり、各社を転々としていた頃も、状況は似たようなもんだった。
2年近くアルバイトとして働いていた会社では、せっかくお盆の時期に1週間休みがあるのに、「社員と一緒に休んじゃうと給料画素の分減ってしまう(時給制で働いていたので)」ということで1週間のうち数日は出勤。
約1年半正社員として働いた会社では、会社で決められているまとまった休みはなかった。休むとすれば有給休暇を消化するしかない。サマータイムというわけではないが、残業をあまりせずいつもより少し早く帰っていた。あとは、徐々に自分一人だけがめまぐるしい忙しさに負われるようになり、夏休みどころじゃない状況で(結局それが退職の引き金になった)、まとまった休みなど望むべくもなかった。
その中で唯一、暑さ真っ盛りの中で野球(ファームの試合)観戦に出かけたのが「夏の想い出」だった。
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そして今年。
フリーランスとして働いているから、いつ休んでも結構。休みたいときに休めばいい。仕事の話があっても断りゃいい。
でも、そもそも原稿料が安いし、1ヵ月フルに働いてもスズメの涙ほどの収入にしかならない。だったら、働くしかない。
幸い実家住まいだから、ちょっとの間働かなくても貯金があるのでなんとかなるのだが、それでも貯金は少しでも多くしておきたい。
時間がある程度自由にできるんだから、海にでも出かけてみたい。でも、サーフィンをするわけでもないし、太ってしまって上半身裸になるのが恥ずかしいし、女性をナンパできるわけでもない。そういえば中学3年生の授業以来もう20年以上泳いでいない(ちなみに、カナヅチというわけではない。小学6年生のときには学校代表として区の水泳大会にも出場した)。
山にも出かけたい。でも、先にも書いたが一緒にキャンプに出かける相手がいない。キャンプに限らず、そもそもどこかへ一緒に泊まりがけで出かけるほど親しい友達がいない。
日頃から「独りが好き」「独りのほうが気楽」という人間で、実際独りでどこかへ出かけることが多いのだが、こういうときには独りじゃ辛い。
各地の花火大会にも出かけたかった。でも、独りで行ってもしょうがない。
「一人旅をすれば?」と言われるかもしれない。でも、両親を置いて数日家を留守にするのは、後ろ髪を引かれる思いだ(頼めば許してもらえるのかもしれないけど……)。
本当は家族旅行に連れていくべきなのに、自分一人だけ出かけてしまうのは忍びない。
もともとアウトドア派じゃないし、「男女入り交じって友達同士でわいわいキャンプ」なんてホントは楽しいんだろうけど、それもできない。
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「行動力がない」「友達がいない」「遠慮がち」「計画性がない」「旅行プランを立てる企画力がない」「自主性がない」……
毎年こんな退屈な夏を繰り返している理由は、自分でもわかっている。原因はすべて自分にある。他人のせいにすることはできない。
でも、自分ではどうすることもできない。
こんなことを、一生続けていくんだろうか?
こんな思いを、毎年夏ごとにしていくんだろうか?
正直、自分はどうしたらいいかわからない。何から始めたらいいのかわからない。
コメント (8)
まずは行動だと思いますよ。行ってみたい場所があるのでしたら一人旅に思い切って出かけてみてはどうでしょう。パックツアーなんかだったらお手軽だし、ツアーグループの人たちと仲よくなれるかも! 旅先での思わぬ出会いみたいなのもあるかも!! むしろ一人旅のほうが、周りの人から声がかかりやすいですよ。
投稿者: kunio | 2006年08月20日 05:05
ありがとうございます。
たしかに、行ってみたい場所はないわけでもありません(国内外を含め)。
ただ、長い間の生活パターンで、旅行に出かけないのが自分の中でもう当たり前になってしまってるんですよね。
大学生の頃には、これでも少しは自分なりに旅行プランを立てようとしたことがあったんですが……。
普通なら誰でも行くであろう大学卒業時の旅行も、行きませんでした。「時間はあっても金はない」という状態だったので、行くこと自体諦めていました。毎日ダラダラ家で過ごしていたのが、とても空しかったです。「社会人になったら旅行なんて行けないんだから、今のうちに行っておきなさい」と親が尻を叩いてくれたら…… なんていうのは甘えが過ぎますが。
そういえば、大学生時代に夏休み2週間の語学(仏語)留学に出かけようとして、「頼むから社会人になってから行ってくれ」と言われて泣く泣く断念したことを思い出しました。結局あれから10数年、未だに語学留学は実現していません。
こうしていろいろ書いてみると、(他人のせいにするのもなんですが)私は親にいろいろと縛られた続けたまま冒険ができず、そのまま大人になってしまったのだなぁと思います。今も家庭の事情などで縛られている面がなきにしもあらずですが。
ちなみに両親は、私が生まれるまで(結婚から私が生まれるまでが長かった)毎年のように旅行に出かけていたようです。
なんかずるいですよね。
もっとも、昔の大人は、「毎年旅行に行くなんてとんでもない(それも海外なんて)」という考え方が当たり前だったのかもしれません。
それで、定年後、子育てが一息ついた後に、今まで行けなかった分を取り返さんとばかりに旅行を楽しんでいるのでしょうか。
自分で言うのもなんですが、これって結構根深い問題なのかもしれません。単に「夏を楽しめない」というのではなく、その背景にはいろいろ複雑な問題が絡んでいるように思われます。
「一人旅に出かける」というのが、私の心のリハビリになるのかもしれません。極端な例を挙げれば、長い間誰かから虐待を受けてきた人が、そのトラウマを解消すべく何らかの治療プログラムを受けるのと似ているような気がします。
投稿者: Jean=Paul | 2006年08月21日 00:55
東京出身ということが要因として大きいんだなあと、日記を読んで思いました。僕の場合も基本的には腰が重いので、自実家や妻の実家が地方になければ、ほとんど旅行はしてこなかったかもしれないですね。
ともあれ、今回こういうことを考えたのをよい機会として、1泊でよいのでどこか行ってみてはどうでしょうか。
あ、地方の企業の取材とかは、ないんですか?
投稿者: kunio | 2006年08月21日 09:57
おひさしぶりです。
お元気ですか?
私は相変わらずです。
さて、私は昨年の GW かねてから念願の一人旅を決行しました。
といっても、所沢のビジネスホテルに1泊しただけですが・・・
事前にホテルを予約しておき、お昼までに到着。
ホテルに入る前に商店街などをぶらぶらして(このときに夜入る店を物色)昼食後、ホテルにチェックイン。
シャワー浴びて一眠りして、夕方また商店街に繰り出す。
食事して、飲んで、帰ってくる。
翌日は近所の名所などを回って帰宅。
たったこんな旅でしたが、楽しく、その後よく人に話しました。また、何よりも非日常による気分転換になりました。なお、今年は出張で三島に行く機会があったので、帰りに沼津に1泊しました。
ちなみにこれは居酒屋評論家の太田和彦さんの著作で学ん旅の方法です。
自宅から30分でも都内でも旅はできると思いますよ。
で、ちゃんと泊まるのがお勧めです。
私は今度は中央線沿線や小田急線のどこかの町を検討中です。
JP さんなら東京の東側や千葉、茨城なんていかがですか?
投稿者: KENNY | 2006年08月21日 10:53
>>kunioさま
地方の取材なんですが、まずないですね。
今まで一番遠くに出かけたのが、北は大宮、南は橋本です。
ちなみに今日の取材は横浜でした。
地方はどこも転職市場が冷え込んでいるようで、なかなか求人が出ないのが実状です。
自分が手がけた以外の新着求人も毎日チェックしていますが、ほとんどが東京・大阪・名古屋の近辺ですね。
「小さなことからコツコツと」ではありませんが、まずは家族にわがまま言って1泊でもしてみようかと思います。
ネガティブな内容だし、複雑な問題なので、この場に詳細を書くかちょっと迷いましたが、アドバイスを頂けてかすかに光明が見えてきたような気がします。ずっと心の中にあったことを思い切って書いてみたことで、自分が変わるうえでホントにいいキッカケになったと思います。
ありがとうございました。
投稿者: Jean=Paul | 2006年08月21日 23:57
>>KENNYさま
ご無沙汰しています。お元気そうで何よりです。
私もおかげさまでどうにか元気にやっています。
所沢というお話が出ましたが、私が行きたいのは、多摩湖・狭山湖近辺のホテルです。(読んだことないんですけど)大岡昇平の『武蔵野夫人』でも読みながら、かつて当地にあったというホテルで1泊(できれば雨の夜に)するのが理想です。
あとは、三崎に泊まってまぐろ料理に舌鼓を打つとか。
どちらも、日帰りで十分行けるようなところです。でも、あえて泊まってみたいと思っています。
都内ということで言うなら、東京ステーションホテルがいいかもしれません。残念ながら東京駅修復工事でしばし休業となってしまいましたが……。
檜原村とか奥多摩町とかでもない限り、「都内」=「すぐ帰れる」=「非日常な気分が味わえない」と頭が巡って、「やっぱり帰りたい」となってしまいそうです。
それにしても、「“かねてから念願の”一人旅」という一言が印象的でした。仕事や家庭などのことがあって、年を追うごとに一人旅が難しくなっていくということなんでしょうね。
投稿者: Jean=Paul | 2006年08月21日 23:59
「東京ステーションホテル」は一度お客さんと食事をしたことがあります。なんとなく「明智小五郎」っぱい雰囲気のホテルでした。なんのこっちゃ?
あまり重く考えないで、気楽に行動してみてもいいかもしれませんね。
私もそうですが「やっぱり帰りたい」と思うことも、旅情ですね。
投稿者: KENNY | 2006年08月22日 16:44
「明智小五郎」ということは、つまり大正建築らしさがそこかしこに
あるということですよね。言わんとすることはわかります。
時代が戦争へと突き進んでいく雰囲気はもちろん嫌ですが、
明治から大正、昭和初期にかけての文化
(安っぽい表現ですが「レトロ」な感じ)は大好きです。
私の性格ですが、「思ったことを行動に移せない/移さない」という
ところがあります。
年を取るごとにそういう性格を自覚するようになって、
最近では「動かないで後悔するより動いて後悔した方がいい」と、
自分に鞭を打って行動することがあります。
その結果、多少はそういう悪い部分が解消されたようにも思います
(まだまだですけど……)。
もっと気軽に、フットワーク良く行動できるようになれたら
いいんですけどね。
すべてにおいて、まずはそこからなのかもしれません。
投稿者: Jean=Paul | 2006年08月23日 02:34