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2006年08月07日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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3兄弟の父親 vs. 漫画家

朝放送されていたテレビ番組で、世間をにぎわすボクサー3兄弟の父親と元ボクサー&漫画家との討論を見た(実際には、某動画サイト上にアップロードされていたもの)。

漫画家が、3兄弟の長男が普段している「パフォーマンス」と称する悪態を真似する格好で登場。サングラス、黒いシャツ、はだけた胸元、ネックレスと、3兄弟の長男がしている格好をできる限り真似ている。

出鼻をくじかれた。「ここまでするかぁ」とゲラゲラ笑ってしまった。後から何度見ても笑える。

実は、私はこの漫画家を日頃から大変ひいきにしている。普段マンガなんて読むタチではないのだが、この人のものだけは週刊誌の連載を欠かさず読んでいる(といっても立ち読みだけど)。それだけに終わらず、単行本もかなりの数持っている。
その一方、3兄弟の長男については大変不快に思っており、その父親とあらば好感の持ちようがない。

こういうシンパシーは抜きにしても、やっぱり3兄弟の父親の味方をする気にはなれなかった。
何より、喋り口調がおっかない。何より口汚い。まるで「や」のつく自由業の方のようである。

「これが俺たちのやり方だから」と己を貫くのは良い。でも、何でもその一言で片づけるのは、やっぱり間違いじゃあないかと思う。
やっぱり、公の場でそれほど親しい相手でもなければ、敬語を使うのが普通だ(年上の人物が相手であれば、なおさらのことだ)。

もっとも、漫画家のほうに全く非の打ち所がなかったかといえば、そうでもないだろう。
3兄弟の長男が計量時に対戦相手に対して行った挑発と同じようなことを、漫画家はしてみせた。金亀印のしつけ糸を取り出して、「これでカメをしばっとき」と手渡す。これについては、元ボクサーがたしなめた。
3兄弟の父親も
「俺は話し合いに来とるんじゃ。ケンカしに来たんとちゃう」
「あれは戦いの前の駆け引きなんだから、ああいうことをやっても許される。でも、今日はそうじゃなくて話し合いの場だ。ああいう場でしか許されないことを、ここでやるのはおかしい」
と反論していた。
たしかにそのとおりかもしれない。漫画家のほうはちょっとやりすぎかなぁ、という気もした。

とはいえ、やっぱり3兄弟の父親を肯定する気にはなれなかった。

「たかが漫画家風情が何を言う」「普段下世話な漫画ばかり書いているくせに」という意見があるのはわかっている。実在の人物を取り上げるシニカルな作風を好まない人も多いだろうし、それがもとで「漫画家は3兄弟の父親相手によく反論した。でもコイツ(=漫画家)なんか気に食わないんだよなぁ」と感じる人もいるだろう。

でも、私の身びいきを抜きにしても、漫画家はよくやったと思う。100%肯定できるわけではないとはいえ。
「礼儀が大切」「敬語を使え」という至極真っ当なことを、極端な形とはいえ相手に伝えようとした。
相手に合わせるためかムリに関西弁を使って(彼は東京・世田谷出身)まで、「オッサンを教育」しようとした。

その至極真っ当なことに対して、「これが俺のやり方」はないだろう。

ちなみに、まさかこれって、仕組まれたパフォーマンスじゃないよね? あらかじめ3兄弟の父親と漫画家が裏で打ち合わせしてたとか……。

【参考】
ZAKZAKの記事 http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_08/g2006080705.html