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2006年08月21日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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熱心な求人企業

横浜市内でエンジニア募集の取材。

夏の甲子園の決勝再試合を最後まで見ることができて、閉会式がもう少しで終わろうかというところで外出。

既に他の媒体で求人が出ている案件なので、下調べとしてそれに目を通す。
SEやプログラマーといったソフトウェアのエンジニアの募集については、ある程度数をこなしてきたので(それと私自身プログラミングをちょこっとかじったことがあるので)、勝手がわかるのだが、今回はそういうエンジニアの募集ではない。
他媒体の求人広告を読むと、意味のわからない専門用語がちらほら。アルファベット3文字くらいの略語がいっぱいあって、「何のこっちゃ?」という感じ。その度に辞書やWeb上の用語集サイトとにらめっこ。

ところがいざ取材となると、先方の担当者が、技術的なことに不案内な我々に対して、なるべく素人でも理解できるように説明をしてくれる(または、他の社員に説明をさせている)。
結果として、事前準備は全部徒労に終わった。

それと、先方の担当者が「どうやったら効果的な求人広告になるか」ということを結構真剣に考えてくれている。これには理由があって、今回の取材先は或る会社の一営業所で、その会社の本部も様々な媒体に求人広告を出している。本部が出すのと同じような求人広告を出したら、自分のところの求人広告は埋もれてしまうのだ。そうならないためには、この営業所ならではの内容にしなければならない。いきおい、様々な工夫が必要になる(文章だけでなく写真も)。

ここまで求人企業側が求人広告の出稿効果について真剣に考えるのは、珍しいと思う。本当は、我々求人広告を作る側だけではなくて、出す側もこういう姿勢であるべきなのだ(現実には、広告代理店や我々転職サイト側にほぼ丸投げになるのが一般的だが)。

何とか取材を終えて、家路に就くべくディレクターの人と別れようとしたとき、携帯電話が鳴った。取材の依頼だった。
実は今日も昼から取材の予定が入っている。昨日急遽依頼があり、請けることにしていたのだった。
ディレクターには、別れ際「あまり無理して仕事を請けなくていいですからね」「仕事の依頼を担当する人間はライターの都合を考えずにじゃんじゃん依頼してきますけど、断っても大丈夫です」「断ったところでその後仕事の依頼をやめてしまうことはありません」と言われたばかりだった。なのに、また依頼である。普通に考えたら無理のある依頼である。
正直言うと、請けたかった。そりゃあ働けばその分金になるし、私自身「いろいろな業界の求人を手がけてみたい」という強い気持ちがある。だけど、昨日・今日と取材があって、その数日後にもう1件というのは物理的にどうしても無理だ。なので、断った。

ディレクターの話は尤もなことで、ライターは無理な取材依頼を請けるべきではない。
ただ、無理のないペースで仕事を請けていたら、とてもじゃないが普通じゃやってられないような安い月収で終わってしまうのも事実。適度に無理をしなきゃ、まともな額にはならない。
これぞジレンマ、悩みどころだ。