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2006年09月15日 23:13に投稿されたエントリーのページです。

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橋本慕情

今日の取材、場所は相模原市。

駅でいうと橋本が近い。

橋本という地、実は私にとっては大変思い出深い地である。というのも、今から15年前、大学生の頃、ごく短期間ではあるが京王の駅で駅員のアルバイトをしていたからだ。

幼い頃から鉄道が好きだった私は、地元を走る京王にはとりわけ親しみを持っていた。その京王の制服を着て、改札の近くで先輩駅員(定年退職後に再雇用されたOB駅員)に見守られて構内アナウンスをしたときには、思わず目頭が熱くなったものだ。

あれから15年。今日に至るまでいろいろなことがあった。前回の取材の際、駅員ではなくフリーランスのライターとしてこの駅のホームに降り立ったとき、思わず身震いがした。鳥肌が立った。この地を訪れたのは、そのアルバイト以来久しぶりのことだったからだ。
電車に40分ほど乗ればでいつでもここに来られるのだが、用事もなかったのでそんな機会はなかった。それが今回、仕事で再びここに戻ってこられるなんて…… 熱い思いで胸がいっぱいになった。

街は、県立相原高校のある南口はそれほど変わっていなかったものの、JRの駅がある北口は大きく変貌を遂げていた。
再開発により、よくお昼を食べに出かけた小さなトンカツ屋はなくなっていた。それと、ちっぽけなビジネスホテルも。
前回の取材の際に、北口も南口もくまなく歩いてみたが、北口のトンカツ屋やビジネスホテルが一体どこにあったのか、もはやわからなくなってしまっていた。

15年前に訪れた店の一つに小さな食堂があって、そこで「たぬき丼」なるメニューを頼んだことがあった。
どんなメニューなのかよくわからないまま注文してみると、つゆが染み込んだ揚げ玉がどんぶり飯の上に乗せられていたものだった。
「こんなメニューがあるのか!」と当時いたく感動した(ちと大げさな表現だけど)と思ったことがある。

前回の取材の際、その食堂がどのお店なのか探し回ってみたが、どうやらそれは「こだま食堂」という食堂のようだった。そこで、入ってみようと思ったが、あいにく夜の7時30分で閉店(残念!)。

そこで「今日こそは」と、わざとお腹を空かせて昼食をこのたぬき丼にすべく「こだま食堂」へ向かった。今度は閉店時間よりずっと前の時間だし、大丈夫だろう。
しかし…… なぜかお店が開いていない。店の暖簾が引き戸の奥にかけられている。あーあ、「今度こそは」と思ってたのに、なんでだよ……。

かくして、またもや「たぬき丼」にはありつけないのであった。

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