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2006年11月29日 23:34に投稿されたエントリーのページです。

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ジャン=ポール・イン・茅野──日帰り出張

いつもの求人広告制作の仕事で、長野県は茅野に行ってきた。

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取材開始は13時だが、待ち合わせは茅野駅で12時30分。それに間に合うには、10時に新宿を発車する「スーパーあずさ11号」に乗らなくてはならない。

昨日「えきねっと」でチケットを購入して、出発前にチケットを引き替えることにした。
今朝は、チケット引き替え(発行)のために早めに新宿に到着していなければならない。ところが、家から新宿へ向かう地下鉄がダイヤどおりに動かない。新宿到着は9時52分。ヤバイ、発券を済ませて電車に乗るまで時間がない。
大急ぎで「みどりの窓口」に飛び込んで、なんとかすぐに発券をしてもらい、5番ホームへ。すぐに乗車できるだろうと思っていたら、ホームまでの距離が異様に長い。埼京線や中央線などと違って、かなり代々木寄りにホームがある。これは想定外だった。

なんとかギリギリ乗車できて(出発が3分ほど遅れたというのもあるが)、12時03分に茅野へ到着。
数えてみると、茅野は新宿からわずか3つ目の駅。というのも、「スーパーあずさ11号」では途中八王子と甲府にしか停車しないから。なんだか妙に茅野が身近な場所に思えてくる。

実は、茅野という街を訪れるのはこれが四半世紀ぶり。小学生の頃、親が勤めていた会社の別荘が蓼科高原にあり、毎年夏には親の運転する車でその別荘を訪れていた。その際必ず茅野駅入口を通っていたので、この辺りの風景はある程度目に焼き付いている。

西口には連絡橋を隔てた反対側に駅ビルが(しかも市役所の分室まで入居している)、東口には近代的でご立派な駅舎が建っていてビックリ。時の流れを感じた。

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今回作成する求人広告は、いつもと違って中途採用向けだけでなく新卒向けもある。だから、その分取材の時間がいつもより長くなってしまう。
いつもなら2時間程度で済むところ、「3〜4時間くらいになるのではないか」とこちらとしては踏んでいた。そうなると終了は遅くとも17時。辺りは暗くなっているだろうが、まだ時間はあるしちょっと蓼科や白樺湖当たりまで足を伸ばせるのではないかという淡い期待があった。
「せっかくの機会だし、久しぶりに来たのだし、観光とまではいかなくともちょっとブラッと立ち寄ってみたい」という気持ちだ。

ところが…… そんな期待は見事に裏切られた。

先方の求人担当者の段取りが悪く、とにかく取材に時間がかかる。
具体的には、
・どのプランにするか、最終的に決めていない(注:求人広告にはいくつかのプランがあって、グレードの高いプランであればあるほど掲載する文章や写真の量も増える。その分、取材対象者も増えるので、時間がかかる)
・取材対象者に対して連絡が徹底していない(取材対象者にしてみれば「自分、インタビュー受けるんスか? 聞いてないっスよ」という感じ)
などの問題があって、16時、17時…… と時間はどんどん過ぎていく。

結局、取材が終わったのは19時(!)。
過去、最高に時間がかかった取材は4時間(15時から19時頃まで)だったが、それを軽く更新。新卒採用向けの取材と中途採用向けの取材を一度にやらなければならなかったとはいえ、この長さはスゴイ。

しかも、採用担当者がとんだ思いこみをしていた。我々取材陣が車でやってきたものと勘違いしていて、帰りの電車のことを全く考慮していなかった。
取材が終わったのは19時。その5分後には、新宿行きのスーパーあずさ34号が茅野駅を経つところ。

結局、次の新宿行き特急列車の発車時刻まで約1時間30分も待つハメになった。
採用担当者は、勝手な思いこみをしたことについてしきりに我々に謝っていた。

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腹が減った。取材中、あまりの空腹で気持ち悪ささえ覚えていたが、なんとか我慢していたくらいだ。
だって、もっと早く取材が終わると思っていたし、終わったら美味しい信州そばか駅弁でも食べようと思っていたんだもん。

取材を一緒にした人達と立ち寄ったのは、なんと沖縄料理屋(駅西口からすぐの「ちゃネとら」)。
「なんで長野に来て沖縄料理を食べなきゃいけないんだよ……」とも思ったが、まあまあそこはガマンして。
実は、取材陣のうちの一人はこの辺りの出身で、いつでも里帰りができるのだ。だから「せっかく長野に来たんだからそばでも……」なんて発想にはなりにくいのかもしれない。

どうでもいいや。とにかく、早く何か食べたい。
そんなわけで、とりあえず軽く夕食を摂った。

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食事のあと、「途中まで送っていきますんで、車に乗っていきませんか?」と彼らから誘われたが、固辞した。
というのも、彼らは立川だか八王子だかに住んでいて、車で送ってくれるといってもその辺りまでしか載せてもらえないのだ。
立川か八王子まで来て、また電車に乗り換えるのは億劫だ。おまけに、変な話だが万が一車の事故に巻き込まれでもしたらたまったものではない。高速道路とはいえ暗い夜道だし、私と同じようにハンドルを握る彼らも疲れているわけだし。
それなら、新宿まで乗り換えの手間がかからず、よほどのことがない限り事故が起こらない電車のほうがマシだ。

ということで、好意に甘えることなく、20時30分発のスーパーあずさ36号に乗って家路に就くことにした。
行きと違い、今度は停車駅が増えたこともあり(小淵沢・韮崎・甲府・石和温泉・大月・八王子に停車)、所要時間がちょっと延びて新宿到着は22時37分。
この列車、「蓼科近辺をぶらついても、最悪この列車に乗ればいいや」と思っていたもの。というのも、この列車が新宿直通の特急としては最終列車だったからだ。つまり、これを乗り逃していたらまともに家には帰れない。

車内では、さっき沖縄料理を食べたにもかかわらず、弁当を買ってまた食べた。車内販売で売っていた「櫓膳」というもの。これ、松本駅の駅弁らしい。
ここにメニューが載っているが、金山寺みそ・厚焼卵・焼魚以外は何一つとして同じおかずがないのが不思議だ。

高尾を過ぎ、いよいよ都内に入ると中央線快速電車と多くすれ違う。見ると、どの車両も立ち客がいっぱいで、立錐の余地もなさそう。
サラリーマンって、こういう通勤ラッシュがあるからイヤだよなぁ。求人広告をメインに手がけているフリーランスのライターである私の場合、通勤ラッシュに巻き込まれることは殆どない。というのも、取材は8時30分とか9時とかその会社の朝一番に設定されることがまずないから。午前中の場合は10時開始、早くてせいぜい9時30分開始だから、満員電車でぎゅうぎゅう詰めにされることはまずない。おまけに、取材のとき以外は自宅で仕事ができるし。
うーん……でも、その代わりサラリーマンは会社によって身分が保障されているしなぁ。「いつ仕事がなくなるかわからない」なんて心配もあまり(「全く」に非ず)ないし。

結局、家にたどり着いたのは23時過ぎ。あーあ、あと1本早い「スーパーあずさ」に乗れていたら21時30分頃帰れたところだったのに。

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それにしても、日帰り出張にして良かったと思う。
実は、昨日や一昨日あたりから「一泊しようか、その日のうちに帰ろうか」と考えあぐねていた。駅周辺のビジネスホテルに加え、蓼科や白樺湖近辺の観光ホテルをいろいろとWeb上であたっていた。「ちのステーションホテル」「ちの旅館」などが部屋でインターネットを無料で利用できるということで、「良さそうだなぁ」と思っていた。
でも、結局は「素泊まり(郷土料理が楽しめない)」「モバイルマシンを持っていない」「(観光ホテルの場合)一人で泊まれない」という理由で断念していた次第。

今日になって実際の取材を終えてみると、これだけ長時間取材をした後にホテルに泊まって原稿を書くなんて気には到底なれない。
こんなことなら、今日は帰宅することと休養することに専念して、執筆は明日に回したほうがベターだ。
昨日、ムリにビジネスホテルの予約をしなくて本当に良かった。

この仕事の「出張」が一般的なビジネスマンの出張と違うのは、「現地へ出かけて仕事をすればオシマイ」というワケではないことだ。
取材をしたら、その結果を文章にまとめなければならない。「執筆」という大事な作業が待っている。
だから、取材が終わっても観光気分にはなかなかなれないのだ。

ということで、今日のところは寝ます。すべては明日以降ということで。

※このエントリーのタイトル、「太陽にほえろ!」第400回のサブタイトル「スコッチ・イン・沖縄」から拝借してます

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