12月も上旬が終わり、そろそろ年賀状書きのことを考えねばならない。
テレビを見ると、日本郵政公社は「早く年賀状を書け」とせっついてくるし、熊田曜子・安田美沙子・夏川純の3人が去年に引き続き(安田美沙子は3年連続で)「使ってくれたらスキスキ かんたんキレイな筆王〜♪」と歌いながら踊ってる。
さて、年賀状作成ソフトのことだが、私はなんと7年間(!)にわたってその「筆王」(アイフォー)、正しくは「筆王2000」を使ってきた。
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■「筆王2000」購入時の思い出
忘れもしない、1999年の大晦日と2000年の元旦。「2000年問題」で世間が大騒ぎしていた中、当時大学病院の事務職員だった私は病院の宿直室にいた。つまり、病気もケガもしていないのに、新年を病院で迎えたのだ。
地方出身者で年末年始はふるさとに帰省するという人ならこういうことはないかもしれないが、私のように東京出身者で自宅が都内にあるような人間は、どうしてもこういう役目を負わされることになる。その上、前の年に「正月の泊まり勤務なんてヤダ!」とこういう仕事を拒否したところだったので、「今年は絶対にやってもらうからな」とばかりに、よりによって大晦日&元旦の泊まり勤務を総務課が押しつけてきたのだった。
病院の宿直って何をするかというと、入院中の患者に急遽処方されることになった薬を薬局まで取りに行って病棟に届けたり、撮影後すぐに現像する必要のあるレントゲン写真をレントゲン室からもらってきたりするのが主な役目。夜間や休日は病棟にいるナースの数が少ないので、誰か1人のナースが薬局やレントゲン室に行ってしまっては何かと不都合だ。そこで、宿直が代わりに動くワケ。
他にも、事件や事故が起きたら「病院の事務部門の責任者」として動かねばならない。酔っぱらいのような、こちらの話をマトモに聞いてくれない人の相手までしなければならない。
とにかく、いつ何があって電話で叩き起こされるかわからない。一応仮眠はとっているが、夜中の3時だろうが4時だろうが関係ない。薬やレントゲン写真を届けるくらいならまだしも、変な事件に巻き込まれてその対応をしなければならないとなれば、もうどうしようもない。
その泊まり勤務を終えて、新宿郵便局近くの松屋で牛丼(新年最初の食事がおせちじゃなくて牛丼っていうのはどんなもんだろう……)を食べた後、新年最初の営業を始めたばかりのヨドバシカメラに立ち寄って「筆王2000」を買い、すぐに帰宅して賀状づくりを始めたのだった。
数ある年賀状作成ソフトの中でなんで「筆王2000」を選んだかというと、「INTERNET NInja」(現在の製品名は「ダウンロードNinja」)などアイフォーの製品を使っていたから。
ちなみにこの「筆王2000」、イメージキャラクターは今は亡きK-1のアンディ・フグ選手だった。苗字の「フグ」と「すぐ」を引っかけて、「フグ、できる」というキャッチコピーだったのも憶えている。
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■そろそろMac OS X対応の年賀状作成ソフトがほしい
前置きが長くなった。
それ以来、毎年「筆王2000」を使って年賀状を作ってきたのだが、「メインのマシンがMacになってから久しいというのに年賀状作成だけはWindowsというのもどうもなぁ」ということで、「Mac OS X対応の年賀状ソフトが欲しいなぁ」と思うようになった。
Apple Storeで「年賀状を作ろう」という特集ページがあるので覗いてみると、Mac対応のはがき作成ソフトは「宛名職人Ver.14」(アジェンダ)しかないようだ。値段を見ると8,000円以上する。
「筆王2000」の場合、私がWindows XPを使わずにずーっとWindows 2000を使い続けているからいいようなものの、Macの場合OSは毎年のようにメジャーアップデートがあるから、1つのパッケージソフトをずーっと使い続けられるとは限らない。
だから、今「宛名職人Ver.14」を買ったところで長く使い続けられるかは疑問だ。現に、Ver.14はUniversal対応がされておらず、Rosetta環境での動作は確認されているもののIntelMacに最適化はされていない。
ということで、「うーん、それでも今年はMacで年賀状を作りたいしなぁ」と思っていたところ、某巨大掲示板群の新・Mac板にある「宛名職人」スレッドで代わりの方法を2つ発見。
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■金をかけずにMac上で年賀状を作成する その1
一つは、市販の書籍(ムック)に同封されているフリーソフトをインストールして素材と一緒に使うというもの。
例えば、パソコンdeはやわざ年賀状 2007(インプレス)は、500円ちょっとで素材だけじゃなくてMac OS X対応の年賀状作成ソフトも入手できる。
仮に毎年こういうものを買ったとしても、何年使い続けられるかわからない「宛名職人」を8,000円で買うよりずっとコストパフォーマンスが良い。単純計算して、8,000÷500で16年分だ。どう考えても、今「宛名職人Ver.14」を買ったところで16年間使い続けられるとは思えない。その間にどんどんパソコンのマシンもOSも進化を遂げて、「宛名職人Ver.14」を使う環境など我が家にはなくなってしまうだろう。
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■金をかけずにMac上で年賀状を作成する その2
もう一つの方法。これこそ、私にとっては「こういう手があったか!」というものだ。
それは、EPSONが製品登録ユーザー向けに出しているソフトを使うというもの。
登録ユーザー向けサイト「MyEPSON」には今「年賀状特集2007」というページがある。
ここから「カラリオ年賀」というフリーソフトをダウンロードできる。もちろんMac OS X版もあって、しかも(今の私には関係ないけど)IntelMacにも対応している。
つーことで、早速ダウンロード&インストール。
起動してみると、インターフェースはかなりシンプルだし、アイコンのデザインもイマイチ。それでも、賀状面の編集はフリーソフトにしてはまあ悪くなさそうだし、しかもMyEPSON上で公開しているフリー素材もこの「カラリオ年賀」上で選択・ダウンロードできる。
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もうちょっとシンプルなデザインにできないのかな。なんかゴテゴテしてるんだよなー、このアイコン。
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賀状面に貼る画像を選択。画面右上の[インターネット]ボタンをクリックすると、アプリケーションがインターネットに接続して、「MyEPSON」上にアップロードされているフリー素材を選択できる。
私は今年プリンターを買い換えたばかりで(染料インクのPM-2000Cから顔料インクのPX-V630へ)、このソフトを使って新しいプリンターの性能を年賀状作成でも遺憾なく発揮できる。
ちなみに、プリンターメーカーのライバルCanonではこういうサービスはないらしい。よかったー、EPSONユーザーで。
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ということで、いい加減マンネリ化してきた「筆王2000」をWindows上で使うことも、Universal対応がされていないMac唯一の年賀状作成ソフトを高い金を出して買うこともなく、晴れてMac上で年賀状が作成できることになった。
これにて一件落着。