企業へ取材に行くのに、あってはならないことだけど「遅刻」をしてしまうことがある。
「寝坊した」とか「電車が遅れてしまった」とかならよくありがちなことで、前者なら当人が悪いわけだし、後者なら不運を嘆きつつ別の交通手段を考えるしかない。
でも、今日してしまった遅刻は、ちょっと事情が特殊だった。
ちなみに、遅刻をしたのは私だけでなくて、取材陣全員。
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都内某所にある某メーカー(ということにしておこう)の取材をすることになった。
そこは、本社と直営店とがあり、どちらも同じ町(「○○一丁目」と「○○五丁目」の「○○」が同じ、という意味)に位置する。
今回の取材先は、本社のほう。
取材には、ふつうは営業担当が同行する。営業担当は、過去に取材先企業を何度も訪れているはずなので、交通手段もバッチリ把握しているはず。
ところが、今日はその営業担当の同行はナシ。
本日のディレクターは、この仕事を始めてから日が浅い女性。
この人、どうも方向音痴のようで(駅の東口から行くべきところ、西口からタクシーに乗ろうとした)、おまけに地図があまり読めない(『話を聞かない男、地図が読めない女』なんて本もありましたねぇ)様子。
駅の東口でタクシーに乗り、いざ出発したはいいものの、ディレクターが持参した地図の内容をタクシーの運ちゃんがよく把握しないまま走り出しちゃったもんだから、なかなか目的地に到達しない。あっちにいくワこっちにいくワで大変。
途中Uターンまでしてどうにかこうにかたどり着いたところは、なんと直営店。
直営店の中に入ると、「こちらは取材場所じゃないんですが……」みたいなことをディレクターがお店の人から言われた様子。お店の人の話だと、直営店から本社までは歩いて10分は優にあるらしく、この時点で遅刻確定。
実は、ディレクターはちゃんと本社周辺の地図を持参していて、それをタクシーの運ちゃんに見せたんですな。
それなのに、地図の内容を理解せずに遠回りをした挙げ句、直営店のほうに連れていった運ちゃんはかなり悪い。
直営店の周りは交通量も多くなく、タクシーを拾おうにもままならない。
仕方なく、お店の人からもらった本社までの地図を頼りに、小雨の中トボトボと歩くことになったとさ。
歩きながら私は、「ったく何やってんだよ〜 このディレクター……」と半ばふてくされておりました。
こんな事態を招いた張本人は、ここまでの話だと
●ディレクターが持参した地図をよく理解しないまま運転を始め、挙げ句に地図とは全然別の場所に連れていったタクシー運転手
●本社周辺だけでなく周辺までが載った地図を持参しなかったディレクター
●取材当日にやってこなかった営業担当
ということになるだろう。
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ところが、張本人は別にいたのだ。
私は、今回の取材先を直営店と勘違いしていた。取材を終え、帰宅してから取材依頼書をよーく再確認してみると、今回の取材先の住所は直営店のそれではなく、本社のそれだった。
実は、同じ町にあるとはいえ、本社と直営店とでは鉄道路線も最寄り駅も違う。
直営店を訪れるつもりで、「(直営店の)最寄り駅から取材先へはタクシーでx分くらいですね」なんて情報をディレクターに提供していたので、ディレクターも待ち合わせ場所を本社の最寄り駅ではなく直営店の最寄り駅に設定してしまったのだ。私のミスリードである。
企業のサイトを見ると、直営店のほうの交通案内が載っているので、今回の取材でもそちらを訪れるものと思っていた。
そりゃそうだ。本社なんて一般の人は普通は訪れない。だから、交通案内も直営店のほうしか載せないはず。
ということで、今回の事態を招いた真犯人は
●訪問先を勘違いし、誤った待ち合わせ場所の設定を招いた私
ということです……。
ディレクターさん、ホントにごめんなさい。こんな事態を招いた責任の大半は、ワタクシにございます。
蛇足。
本社付近は現在区画整理中で、オンライン地図サイトのうち正しい情報が載っていたのは1つもない。Google MapとMapfanは、住所を指定しても正しい位置を示さない(間違った情報)。Mapionにいたっては、今は開通している道路(本社の目の前にある広い道)の掲載すらない。
こんなことも、今回の事態を招いた原因の一つと言える。