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2007年05月04日 02:30に投稿されたエントリーのページです。

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遵法意識と想像力の欠如──NHKスペシャル「高速ツアーバス 格安競争の裏で」(2)

昨日のエントリーで取り上げた、「NHKスペシャル|高速ツアーバス 格安競争の裏で」。

※このエントリーの投稿時点で、YouTubeに番組内容がアップされています(6つの動画に分けて)。
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昨日のは再放送だったワケですが、あれから少しずついろいろなことがわかってきたようですね。

某巨大掲示板群に随分とたくさんの情報が寄せられていて、それらを読むたびに「ふむふむ、なるほど」と頷かされます。
他にも、番組について取り上げたWeblogもたくさんあって、いろいろな意見や感想が書き込まれています。

私が目にした中で、印象に残っている情報や意見などを思いつくままにここに書いてみます。全部書き写しちゃうと単なる受け売りになってしまうので。
他の人の意見・情報と私のそれとは峻別して書いていきます。

●社長秘書の手には……

番組放送当時気が付かなかったのが、ウィラートラベル社員一行(社長を含む)が件のバス会社を訪問したとき。
社長秘書の女の子が持っているバッグが、VUITTONのバッグだったとか。

●バス会社から金を貪った末の幸せ

どこかで誰かが書いてましたが、「人の不幸せの上に成り立っている幸せなんて、ホントの意味での幸せじゃない」ですな。

1998年のサッカーW杯(フランス大会)のときに、アディダスがパキスタンの児童に長時間労働をさせてボールを生産していたことがあって、児童虐待ってことで問題になったそうだけど、それと同じ構図。アディダスがウィラートラベルで、パキスタンの児童が零細バス会社ってこと。

●mixi規約違反の若い女子社員達

これは些末なことなんですが、某巨大掲示板群で入手した情報によると、ウィラートラベル社員の若い女の子達、mixiで複数のアカウントを所持してるんですね。
一人は24歳の社長秘書、もう一人は新入社員。
これは立派なmixi規約違反。

社長秘書(mixiには実名が登録されていますが、ここには書きません)のプロフィールを見に行ってみたら、それがまあ横文字(英単語)の並んだアメリカかぶれな感じで。「どぉ? アタシってオシャレでしょ?」って雰囲気をかもし出してる。
なんかムカつくんだよなぁ。理屈じゃなく。

これから入社する新人達にエラそうなこと言ってますが、彼女の仕事の“成果”っていうのはあくまでも零細バス会社の犠牲のもとに成り立っているわけで。

mixiってところは運営とかあり方とか問題点がいろいろありますが、ココの会社の社員はとりあえずSNSの規約を守ろうという意識もないようで。
そんな会社だから、法律で定められた額の半分くらいしかバス会社にチャーター料として支払わないんでしょう。

「ソクラテスの弁明」じゃないですが、悪法であっても法は法。まず守ることが第一。そのうえで、「バス会社はもっとコストを削減できる」っていう持論を展開すればいい。

●ウィラートラベルがNHKに実名での取材を許した理由

一度この番組を見たら、ウィラートラベルという会社に悪い印象を抱かない人はまずいないでしょう。それなのに、当のウィラートラベルはなぜ社名を出した形での取材を許したのか?

どこかのブログである人が語っていました。「こんなことをしたらマーケティング上でも良いことはない。企業イメージが悪くなるばっかりだ」と。

これは私の分析ですが、おそらく社長には「想像力」というものが決定的に欠けているのではないかと思います。
自分達は法に反した形で商売をしている。それが知れ渡ったら、イメージダウンは必至。でも、そこまで想像できない。

他の旅行会社が自分達より安い運賃を提示していたとき、それに対抗する手段として社長は即断で自分達の運賃を下げます。
運賃を下げたらどうなるのか? どんなところにどんな影響が及ぶのか? その答えは「バス会社が困ることになる」です。ウィラートラベルとしては、バス会社に対して「まぁムリさせればいいや」「ウチが提示したチャーター料をムリヤリ飲ませればいいや」くらいに軽く考えているのでしょう。
バス会社が困れば、社長も社員も困ります。一人ひとりがそれまで以上に無理な生活を強いられることになります。そういうところまで想像する力が社長にはないのでしょう。

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それにしても、某巨大掲示板群の住人の情報収集力ってスゴイよなぁ。

昨日も書きましたが、ウィラートラベルだけを叩くのは間違いだし、番組で取り上げられた零細バス会社だけを支援するのも間違いです。ただ、番組で取り上げられたのがこれら2社である以上、2社に非難や賞賛の声が集中するのはやむを得ないところでしょう。

ひとまず、旅行業界とバス業界にはこうした社会的矛盾が存在するということを、とにかく一人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。