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2009年07月29日 02:00に投稿されたエントリーのページです。

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成人式の記憶

普段、ここではこういうことは書かないんですが。

仕事帰りに川村かおり(「カオリ」ではなく、敢えてこう書く)の訃報を知って、「とうとうこの日が来てしまったか」と思いつつ、18年前に中野サンプラザで開かれた中野区の成人式のことを思い出した。

1991年1月15日、彼女は歌のゲストとして我々の成人式に招かれた。本当なら隣の練馬区の成人式に自身が一成人として出席すべきところ、歌手としてサンプラザにやって来たのだった。

『翼をください』という曲があるが、小学生の頃、学校では誰もがこの歌を歌うのを嫌がっていた。歌詞がどこか暗い内容だったからじゃないかと思う。
そんな『翼をください』を、彼女はポップに明るく歌った。「同じ曲でもこんなに親しみやすくなるものか」と感心したものだ。

彼女の歌の前には、もう一人のゲスト、生島ヒロシの講演があった。話の内容はすっかり忘れてしまったが、客席から「帰れー!」という茶化す声があって、それに生島が「じゃあ帰ろうか?」とやりかえすなど、ちょっとした応酬があったことは覚えている。

生島の大人目線の講演には成人もそれほど共感しなかったと思うし、だからこそブーイングが起きたんだろうが、自分たちと同じくこの日に成人式を迎えた彼女の歌には、みんなが共感というか親しみを持っていたと思う。事実、ブーイングなどなかった。

私は特別彼女のファンという訳ではなかったし、生歌を聴いたのもあれが最初で最後だったが、近年癌を患っていると知ってその動向はずっと気になっていた。病気が病気だけに「もうダメなのかな」と思っていたが、実際にこういうことになってしまうと何とも言いようのない気持ちになる。

不惑の年を間近にして未だに今後の身の振り方に迷っている私のような人間もいれば、子供を残して早々に逝ってしまう彼女のような人間もいる。つくづく、人生はいろいろだなぁと思う。

それにしても、彼女といい三沢さん(1990年6月8日、武道館で初めてジャンボ鶴田選手に勝ったのを見届けた)といい、今年はその勇姿を目にした(しかも自分とそれほど歳の違わない)有名人が亡くなることが続いて、寂しい。

[文中、一部敬称略]